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2010年中国経済予想 HSBCレポより(その3)
- 2010/01/19(Tue) -
●HSBCレポ3回目。今回は都市化と消費っす。このHSBCレポは非常に長いレポでして、この後も延々と続くんですが、4回目もやるかどうか未定っす(マニアックで、イマイチおもろくないんで)。一応今回で終わりにする可能性もあります。
 今回の眼目は、今年の政策テーマの1つである、都市化です。都市化によって内需転換を図ろうというわけですから、都市化によって伸びる消費とはどういうものかを探ろうというのが目的です。

●消費パターン
 都市(灰色)と農村(赤色)の消費パターンの違い。都市対農村の比が大きいもの順に並んでいます。都市化が進めば、左の方の消費が大きく伸びることが予想されますが、イマイチぴんと来ない項目・・・ アパレルのうち、ブランド化の進んでいるものは、注目して良さそうです。


●食品消費パターン
 上で見たように、都市も農村も食品が消費の1/3以上を占める項目であった。
 都市(赤色)と農村(灰色)の食品消費パターンの違いは興味深い(各棒グラフは年間消費量kg、左目盛り)。このグラフでもやはり、都市対農村の比(折れ線、右目盛り)が大きいもの順に並んでいます。グラフにあるものはいずれも都市化が進めば大きく伸びることが予想されるものです。牛乳、ナッツ、フルーツ、ビール、水産品、卵、鳥肉、植物油、豚肉。もちろん左端の牛乳は一番注目すべき品目か。


●耐久消費財消費パターン
 都市(赤色)と農村(灰色)の耐久消費財の消費パターンです(各棒グラフは100世帯当たり消費個数、左目盛り)。このグラフでもやはり、都市対農村の比(折れ線、右目盛り)が大きいもの順に並んでいますが、右端4品目(ヒーター、フィットネス、電子レンジ、自動車)は農村データ欠落のようです。このグラフから特に注目すべきは、左端3つ(パソコン、エアコン、カメラ)。


●旅費の推移
 都市(赤色)と農村(灰色)の年間旅費の推移を示すグラフ(人民元、左目盛り)。ここ10年は都市対農村の比(折れ線、右目盛り)は殆ど変わってません。およそ3倍。上の2つのグラフで見た特に注目すべき品目よりは小さいですが、それでも3倍は大きな差です。


●保険浸透度
 1級都市代表として北京、最貧地域の農村代表として青海を取り上げ、保険の浸透度を比べています。このグラフから都市化が進めば保険が伸びると呈示したいようですが、2006年以降、北京の保険浸透度が落ちている方が気になったりしますが(^^; 一方、青海もここ数年落ちてますね・・・ うーん、この辺り、このグラフの読み方は、難しそうです。


●労働人口と都市化率
 労働人口は2015年?2025年に高原状態、その後減少、都市化率は2020年頃まで急増、その後は漸増と、予想されているようです。


●都市の肥大化
 肥大化する都市。


●消費の年間成長率
 都市(左から2つ目)と農村(左から1つ目)では大きな違い。しかもここ10年(灰色)でも改善していない。都市化の推進と農村支援というのは、景気回復目的に留まらない。むしろ、これからが本番。


●消費構成比推移
 農村(赤色)、都市(灰色)及び政府(黒色)の全消費に占める構成比を示す。農村消費は20%程度になっている。


●消費性向
 しかし、農村の消費性向(赤色)は都市の消費性向(黒色)よりもむしろ高い。


●一人当たり資産
 都市(赤色)と農村(灰色)の1人当たり資産(人民元、左目盛り)。その比(折れ線、右目盛り)は急速に拡大中だ。
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